忘水庵 つれづれ

滋賀県野洲市で裏千家茶道を愛好する自称小さな茶人の独り言

コミセン茶事

いつも稽古に利用しているコミュニティセンターで茶事を行いました。

 

道具をすべて運び込むのがまあ大変!しかも雨の中☔

社中の方のお力添えでなんとかなりましたが…。

 

家での茶事なら前もって懐石道具や点前道具を準備しておけるのですが、朝から運び込み、荷物を開けて清めて…と目が回る忙しさとはこのことです。

 

また初めての場所での茶事ですので、どこまで利用できるか解らず、旅枕花入を掛け花入として使いたかったのですが、自在の金具の形状から垂撥も掛けられず、置きにしました。

 

念の為、敷板も持って行って正解!

お花は錦魚葉椿に伊予水木。

寒さのためか椿の蕾がなかなか膨らまず、当日に間に合わないかと、4日ほど前からに切って、家に入れて暖房の暖かさで促して、いい感じに蕾もふっくらとしてくれました。

 

それでもこの場所での初めての試みに、皆さん大変喜んでくださったようで、頑張った甲斐があったというものです😤

 

社中での茶事ですので、終わったあとはお客様も総出でお片付け😅

茶事の余韻も吹っ飛ぶんじゃないかと心配になります…。でも数の力はたいしたもので、私が点前道具を片付けているうちにすべて箱詰め終了。

 

今回は写真は全く撮れず。

家に帰って残った料理を盛り付けてみました。水屋用はやはり少し形の崩れたものですが。


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はまぐり真薯にしいたけ、菜の花、蝶柚子。

前回の上巳の茶事から3週間、季節は進み食材も変わりました。

 

向付はサバのきずしを卵黄で菜種あえにして。

汁は同じでかわいい手毬麩。

 

預け鉢は若竹煮+蕗。先輩のお手によるもの。

私は真薯の素材の残りで菜の花辛子和えを。

 

八寸は焼きホタテとタラの芽天ぷら。

 

お菓子は昨日の写真そのまま。

銘は春風(はるかぜ)。いつもの梅元老舗さんです。