忘水庵 つれづれ

滋賀県野洲市で裏千家茶道を愛好する自称小さな茶人の独り言

応用の重ね掛け

三月の彼岸。昨晩から雪が降り出し、朝起きたら積もっておりました☃

 

地面は地熱でほとんど融けていましたので出掛けるのにはそれ程問題なかったので一安心。

 

蕾の膨らみ始めたソメイヨシノ、花をつけ始めたユキヤナギ

その上に雪が積もったので、ちょうど白い花が満開になっているようで、なかなかにキレイなものでした。

 

さてさて、このところ茶事に向けて点前稽古をしているのですが、今回、私はどうしても荘り物で茶事をしたくて。

 

そしてご時世ですので当然各服で。その各服もせっかく茶事として来てくださったのに数茶碗だと残念感が強いので、それなりの茶碗で一人一碗。

 

濃茶を練った後、水を差すのは重茶碗のときのように、とか。

 

長い時間かかるのはお客様も大変なので続き薄で、と言われていたり。

 

お道具出してて気付いたのだけれど、使う予定の棗がそれなりに大きな平棗。

 

小さな引っ掛けポイントが満載😅

なんとかスムーズにいくように、と何度も稽古するしかないです…。

 

各服になって手数が増えたので、点前がゴチャついてどうしても流れがスマートじゃないですね…。

吉田焼

今日は大先生のところのお茶会。

 

待合いには菜の花と蝶のお軸。

 

棚は徒然棚。春には嬉しいですね。

 

そしてご亭主御心入れのお道具の数々。

なかでもご亭主イチオシは茶杓。銘がいいんてすよ〜と溜められておりました☺

 

さて私の気になったお道具は水指。

吉田焼というのは初めてききまして(勉強不足ですね…)、家に帰ってしらべましたら、肥前の吉田焼というものでした。

 

白磁ですが、ぽってりとした温かみを感じる水指でした。

 

午後からは来週の茶事で使う懐石の素材をチェックしにお店に出掛け、魚や貝は注文できましたので一安心。

 

社中で気楽にできるようにお値段控えめにしないといけないので、どの組み合わせなら美味しく、季節感も出しつつ喜んでいただけるか、悩むのもまた楽し、ですね。

春の茶事

次の茶事が迫ってまいりました。

 

会館を借りて行うので忘れ物をしないように思い付いたときにメモをとり、いろいろと書き出しております。

 

料理のメニューも預け鉢が一つ、決まりきらない…😥

 

道具組もだいたい決めていたのだけれど、日が近付くにつれ、やっぱりお軸を違うのにしようかな、とか。

そうなると待合掛けも違うのがいいな…。

茶杓もやっぱり…。

あ、じゃあ花入はこっちが…。

 

と、迷宮に迷い込んでしまっています。

 

ギリギリまで迷って、忘れ物だけしないように気を付けます😅

特別研究会 大円之真

楽しみにしていた特別研究会です。

 

細かいところがどんどん頭から抜け落ちていくので、確認したいところを事前にチェックして研究会に臨みます。

 

今日の業躰先生は点前手順をずーっと喋ってくださる方でした。

 

聞いてる方は良かったですけど、お点前さんは気になって集中するのが大変そうだな…と心配になってしまいました。

 

疑問は解消したけれど、新たな???が出てきました😅

上巳の茶事の振り返り

ところどころうっかりを発動しながらも、無事に茶事を終えることができました。

 

待合床は春風無高下。

前日にまさか雪がチラつくとは…💧

 

女子会茶事でひな祭り。ワイワイキャッキャとお喋りが止まりません(笑)

 

お花は昨年も似たことしました、小鼓の胴を花入に見立てて、桃の枝に菜の花。

 

いつも一番緊張するお濃茶ですが、火もよくおきて、いいお湯が沸いたんじゃないか、濃茶がおいしく練れたんじゃないかと亭主は一人、心のなかでニコニコです☺

 

茶入の仕覆は法隆寺蜀江錦の一つなのですが、長い正式名称も教えていただきました。

赤地格子蓮華文蜀江錦。色と模様をそのまま名称にしている…。言葉だけ覚えるのは大変そうだけど、裂地を見ながらなら言えるヤツですね。

 

懐石の写真も少々。

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汁は手毬麩。白多めの合わせ味噌。 

向付は赤貝とわけぎのぬたです。

煮物椀ははまぐり真薯。

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焼物は鮭を幽庵にして。

白酒焼にしたかったんだけど、白酒が見つからなかったのですよ…。

 

預け鉢の一つは煮物です。飛龍頭、蕪、コゴミ。

もう一つはウドを白和えにして。


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そして小吸物には私の念願叶い、土筆を使うことができました。

いや〜ずっと憧れてたんですよね~💕

茶事の2日前に土筆が一本ひょろりと生えているのを見つけて、周りをさがすと、芽を出したばかりの、全身袴に覆われた土筆発見。

 

そして主菓子はひちきり。


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いつもお世話になっている梅元老舗さんに、この茶事のためにひちきりを作っていただきました。

土台部分を緑にしてほしいと注文しまして。それ以外はご主人のセンスにお任せを。

この緑の部分にはよもぎを入れてくださって。上にのっているのもピンク一色ではないのがさすが職人。ありがとうございました。

 

干菓子は塩芳軒さんのしののめと亀屋良永さんの花一枝。なんだろう…どちらも塩味っぽくなってしまった😅

 

そしてただただお喋りに花が咲く。

まあ今日のお茶事の趣旨が女子会なのでね。

 

嬉しいことにお客様から家でお茶事をしようかとの話もでてきまして。まあ我が家の茶事を見たら、どこでもできると思ってもらえますよね!

 

次はどこかに客として招かれることを夢見て。

上巳の茶事

今日は女子会茶事です。

昨日の準備からあれこれいそがしく過ごしていました。

 

そして迎えた今日。

頑張りました。でもいろいろドタバタでした。

 

最後にご挨拶したときにお正客さまが大変喜んでくださっていて、ホッとしました。何よりの言葉を掛けていただいて。

 

何かとお見苦しいところもあったかと思いますが、お客様方もお家でお茶事をしたいと仰ってくださいましたので、そのうちお客様に呼ばれる日を楽しみにしたいと思います😉

水一滴落とさぬように

前回のお稽古のとき柄杓から水滴が落ちてしまうのを気にしている方がいたので、先生直伝の水一滴落とさない掬い方をお伝えしました。

 

今日のお稽古では湯を掬う度、「あ〜っ!忘れた。」「あ〜、また忘れた」と一回目は声が出ていましたが、気を付けて掬おうとしている様子。

 

2回目の点前のときには柄杓の扱いも上手になっていて、ほぼ水滴を落とすことなく稽古を終えました。

 

伝えたことを直ぐに実践してもらえると嬉しい限りです☺

 


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今日の花は、ヤブツバキとマルバマンサク。

 

一昨日、竹と一緒に採ってきたヤブツバキですが蕾も固いしまだ咲かないと思っていたら、室内が暖房で暖かかったためか、今朝になって花が開いていてびっくりしました。

 

ツバキの葉を5枚にしようと思っていたのに、余分な蕾を切り落とすとき誤って1枚切り落としてしまいました…💧