茶事のまとめです。
「楽しみは花の下より鼻の下」と仙涯和尚も詠んでおりますので、懐石料理から。
亭主一人ですので茶事の間は料理の写真をとる余裕がありませんでした。
汁はフキの合わせ味噌仕立。白多め、溶き辛子を落として。
向付は鯛昆布締めに大徳寺納豆を巻いて、赤トサカノリを添えて。二杯酢を少し出汁で薄めてかけました。
一度目の飯器は桜ごはんに。
煮物椀は百合根まんじゅう。中に鶏挽肉の団子を入れて。こちらは後から写真撮影。
焼き物は鱒が手に入らなかったので、鮭に黄身をかけて菜種焼に。
若竹煮には探し回ったワラビも添えて。
菜の花の辛子あえ。
当日は利休忌でもあったので、どこかに菜の花を使いたいなと思いまして。お腹に入れていただきました。
お酒は越後桜。お客様から美味しい😋と大絶賛。
越後桜さんありがとうございます。
八寸にお出しした酒粕の塩衣揚げは、呑兵衛のお客様に気に入っていただけたようです。
後座のお花は、ちょうどその日の朝、蕾が綻びはじめた延齢草。もう少し開いてほしかったけど。
さて肝心の湯相ですが、感染症対策で換気のために窓を開けていたためか、炭手前の時には下火がほぼ燃え尽きており、火の加減は本当に難しいと感じました。
中立のときに下火を入れ替え、釜の湯も少し温度が下がっていたので熱いお湯を足しました。リカバリーのための調整もやはり経験だなぁと実践の場を与えてくださった皆様に感謝です。
風の通りが良かったのか、その後火もよくおこり、よい湯相となりました。一番の心配をクリアしてようやくほっとしました。
このためだけに今までの二時間があったのだから。
感染症対策にたっぷりお茶を召し上がっていただきました。
皆様お付き合いくださいましてありがとうございました😆💕✨
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