忘水宛に金継ぎの営業メールが届いており、びっくり🙀
形あるものは壊れる…。
お茶は用の美ですものね。
使ってなんぼですわ。
だからこそ「扱い」にもいろいろ決まりごとがあって、不慣れな者は触らせてもらえなかったりします。
10月となり名残りの時期、金継ぎのある茶碗も侘びた雰囲気によく合います。
私もかなり昔に金継ぎを習っておりました。わざわざ欠けた器を用意して(苦笑)持っていきました😅
砥の粉と生漆を混ぜてパテのようにして欠けたところを補修したり、小麦粉と生漆を混ぜて接着剤のようなものを作り割れた破片をくっつけたり。
漆が固まったら削って形を整えて。
細かい作業は割と好きなのですよ。
でもね。
やっぱり職人さんの技術ってものは、素人がちょっとやそっと習ったくらいじゃムリなんですよ!
このあとの、金粉を撒くところ!
ベンガラ漆を塗って、少し乾いてきたところに金粉を撒くのですが、このタイミングがさっぱりわかりません😫💦
せっかく整えた表面も、ベンガラ漆を塗った筆の端に凹凸ができてしまったり💧
適切な乾き具合じゃないから金粉がどんどん漆の中に沈んでいったり。
そりゃもう悲しいことばかり😓
それにしても、金も随分値が上がりました。
金継ぎを習っていたころは蒔絵用?に加工された金粉1gが6000円くらい。数年前に頼まれて直すのに金粉買ったときで8000円くらいになっていてビックリ!
今はもっと高くなっているんでしょうかね。
技術料もそうですが、材料費も高くなってしまいました。
しかしこの金継ぎの技術、ただ直すだけじゃなくさらに芸術性を持たせるという素晴らしいもの。
伝統技術残っていってくださいませ。
かといって壊すことないようにお道具は大切に使ってまいる所存でごさいます😤